外界からの音波が耳に入り、鼓膜に当たると、鼓膜が振動します。音波が強いときは鼓膜の振動が大きく、音波が弱いときは鼓膜の振動が小さくなります。音が大きいほど鼓膜の振動は速く、音が小さいほど鼓膜の振動は遅くなります。鼓膜は、この振動信号を内耳を介して脳に送り、そこで音が聞こえます。水が耳に入ると、音波の経路を塞ぐだけで、音波が入ることができず、鼓膜を振動させることができなくなります。綿で耳を塞いだり、手で耳を覆ったりすると、音が聞こえなくなり、同じことが言えます。耳に水が入った場合は、水の入った耳が下を向くように頭を横に向け、同時に反対側の足を持ち上げ、数回ジャンプすると水が流れ出ます。外耳道に慎重に綿棒を挿入して水を吸い出すこともできます。