人間と哺乳類の体温は一定です。例えば、人の平熱は春夏秋冬問わず36.5℃前後で、犬も平熱は一定です。しかし、気温が高くなる季節には、発汗や扇風機などで体温を下げることで体温を一定に保つことができます。人間や多くの動物は、体の表面に汗を分泌する汗腺があり、汗の分泌によって体に熱が放出されます。犬も体温を一定に保つ必要がありますが、体の表面には汗腺がなく、舌に汗腺が生えています。そのため、暑い夏、犬は体温を正常に保つために、湯気の立つ長い舌を突き出して、全身の熱を舌から発散させなければなりませんでした。実際、犬は夏でなくても、走ったり、喧嘩したり、暑くなったりした後に舌を出して、舌を「発汗」させて体温を調節することがよくあります。