まつりの期間中、夜空に色とりどりの花火が咲き乱れます。花火はなぜこんなに美しい色を見せるのか? 花火の下には黒い粉、上には玉、その中には発光剤と着色剤が入っています。蓄光剤はアルミニウム粉末やマグネシウム粉末で、激しく燃やすと強い光を放ちます。着色剤は、高温でさまざまな色の光を発する金属塩です。たとえば、硝酸ナトリウムと炭酸水素塩は黄色に光り、硝酸ストロンチウムは赤く光り、硝酸バリウムは緑に光ります。花火内の火薬に着火・爆発すると、花火は雲に送られ、同時に玉内の発光剤と着色剤も燃焼し、花火はまばゆい光を放ちます。