アメリカ・サンフランシスコの南東に位置するサンタクララ・バレーには、「シリコンバレー」と呼ばれる世界最大級のハイテク工業団地があり、コンピューターやコンピューターソフトウェアが生産されています。シリコンバレーは世界最先端の情報産業であり、エレクトロニクス関連の新製品のほとんどはシリコンバレーから生まれています。ハイテクを表すのに「シリコン」を使う理由は、電子計算機のチップがシリコンでできているからです。ケイ素は非常に安定した化学的性質を持つ非金属元素です。高純度単結晶シリコンは半導体の重要な材料であり、太陽電池やトランジスタなどに利用されています。ダイオード、トランジスタ、コンピュータ チップ、CPU はすべて、原材料としてシリコンを必要とします。