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耳に水が入ると音が聞こえないのはなぜですか?

水中を泳いでいると耳に水が入りやすく、このとき岸に戻ると周りの音が聞こえなくなってしまいます。これは、私たちが正常に音を聞くことができるのは、音を内耳に伝える中耳の音伝達系に依存しているためです。

中耳は、鼓室、耳管、乳様突起細胞で構成されています。鼓室には鼓膜と呼ばれる薄い膜があり、外界からの音波が耳に入り、鼓膜に出会うと振動します。音波が強いほど鼓膜の振動は大きくなり、音波が弱いほど鼓膜の振動は小さくなります。高い音は鼓膜が速く振動し、低い音は鼓膜がゆっくりと振動します。鼓膜は入ってくる音波の強さと速さに応じて振動し、この振動信号を内耳から脳まで伝え、人は音を聞くことができます。音波が耳に入らず、鼓膜が振動しないと、音は聞こえません。

泳いでいると耳に水が入って音波の通り道を塞ぐだけで、音波が入らなくなり鼓膜が振動しなくなったり、入ってきた音波が遮られて弱まり鼓膜が振動したりごくわずかなので、当然音ははっきり聞こえませんでした。。綿で耳を塞いだり、耳を手で覆ったりすると、音が聞こえなくなります。

耳に水が入った場合はどうすればよいですか? 頭を横向きにして、水の入口の耳が下を向くようにし、同時に反対側の足を持ち上げて、数回ジャンプすると、水が流出します。また、脱脂綿をマッチ棒で包み、外耳道に慎重に挿入して水を吸い出すこともできます。


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