この問題を解決するには、まず実験を行うことをお勧めします。
透明なガラスを布で拭き、白い紙を日当たりの良い場所に広げ、ガラスを通して太陽を紙に当てます。
この白い紙には、直射日光が当たる場所とガラス越しに差し込む場所が紙にかすかに影を落としていることがわかります。
この現象は、透明なガラスが少量の光を吸収することによって引き起こされます。
ガラスにはいろいろな種類がありますが、一般的に窓に使われるガラスはソーダガラスと呼ばれる緑色に見えるガラスです。
カメラのレンズは、収差を抑えるために数枚のレンズで構成されているため、透過性が良く屈折率の高い鉛ガラスが使われています。
ガラスが厚い場合、多くの光を吸収する必要があり、それに応じて色が暗くなります。
海水もそうです。
バケツ一杯の海水といっても、水は無色透明ですが、深海では水の色がとても濃くなります。