クォーツなどの結晶形のシリカでは、シリコンと酸素原子が繰り返される規則的なパターンで配置されています。この構造内では、シリコン原子の正電荷は酸素原子の負電荷のバランスをとり、材料の中性全体の電荷をもたらします。
同様に、融合シリカなどのアモルファス型のシリカでは、原子はあまり秩序だった方法で配置されますが、それでも正と負の電荷と同じバランスを維持しています。その結果、二酸化シリカには純電荷がありません。
したがって、その構造内の正と負の電荷が互いにキャンセルされ、全体的な電荷がゼロになるため、二酸化シリカは電気的に中性化合物と見なされます。