NH4I + H2O⇌NH4OH + HI
この反応の平衡定数は、加水分解定数(KB)と呼ばれます。 KB値が大きいほど、ベースが強くなり、溶液のpHが高くなります。
水酸化アンモニウムのKB値は、25°Cで1.8×10°です。これは、水酸化アンモニウムが比較的弱い塩基であり、ヨウ化アンモニウム溶液のpHがわずかに酸性になることを意味します。
0.1 mヨウ化アンモニウム溶液のpHは、水酸化アンモニウムのKB発現を使用して計算できます。
kb =[nh4oh] [h3o+] / [nh4+]
[nh4oh] =kb×[nh4+] / [h3o+]
ヨウ化アンモニウムの完全な解離を仮定すると、アンモニウムイオン([NH4+])の濃度はヨウ化アンモニウム(0.1 m)の濃度に等しくなります。
[nh4oh] =1.8×10⁻⁵×0.1 m / [h3o+]
[h3o+] =0.1 m / [nh4oh]
[H3o+] =0.1 m /(1.8×10⁻⁵×0.1 m)
[H3O+] =5.56×10⁻⁴m
ph =-log [h3o+]
ph =-log(5.56×10⁻⁴)
pH≈3.25
したがって、ヨウ化溶液0.1 mのpHは約3.25であり、わずかに酸性の溶液を示しています。