黄砂とは、中国本土の黄土帯から風によって運ばれる砂粒を指します。この砂粒はO. 00l mm。 0.5mmの石英や長石などの鉱物で構成されています。
航空機観測によると、黄砂は高度4,000メートルまで飛べるとのこと。また、中国の揚子江付近から中国北部、東北部、台湾、北朝鮮を経て沖縄、本州、千島列島に漂流し、上層気流は西から東に流れます。
太平洋の日本列島を航行する船も、黄砂に着陸したことがあると言われています。
黄砂の漂流範囲が非常に広いことがわかります。
毎年3月から5月にかけて、気圧の谷が強い寒冷前線とともに中国本土から日本に移動し、黄砂は寒冷前線を経て日本に下降します。西日本の九州では、月に3~4回黄砂が降ります。