ろうを燃えている芯につけると、炎の熱でろうが溶けます。
つまり、ろうそくを溶かすのにある程度の熱が必要なため、ロウソクの炎の熱が弱まります。
一方、溶けたロウが芯を覆った瞬間、炎は空気から遮断され、炎が燃えるのに必要な酸素が供給できなくなります。
気温が下がって酸素が足りなくなり、ろうそくが消えてしまいました。
物体が燃えるには 3 つの重要な条件があり、その 1 つでも欠けるとすぐに燃えなくなります。
これは、人々が使用する防火の原則でもあります。
3つの条件とは、①燃料(燃焼物)、②高温(発火点)、③空気(酸素)です。
ろうそくの炎が芯にワックスを塗って消える理由は、大切な3つの条件のうち2つが欠けており、ろうそくの炎が消えてしまうからです。
では、①が欠けていたらどうなるでしょうか? 実験をしてみませんか? マッチ棒を Y 字に切って芯の底に挟み込んだらどうなるでしょうか?