鼻は人間の嗅覚器官です。人間の鼻腔の内壁には、約10平方センチメートルの粘膜があり、その上に約1000万個の嗅覚細胞が分布しています。息を吸うと、空気中の臭いの粒子が鼻腔に入り込み、内部の嗅覚細胞と出会います。このとき、嗅細胞は即座に興奮し、感じた刺激を特定の情報に変換し、嗅球から脳内の嗅覚をつかさどる神経中枢に伝達することで、人はさまざまなにおいを嗅ぎ分けます。嗅細胞の鼻腔に近い側には、鼻腔に向かって伸びる6~8本の嗅毛があり、あらゆる息を捉えることができます。通常の鼻は 4,000 種類のにおいを識別でき、特別に訓練された鼻は 10,000 種類のにおいを識別できます。