反応を理解する
* ベンゾ酸 (c₆H₅COOH)は弱酸です。
* ジクロロメタン(ch₂cl₂) この場合、反応性のない有機溶媒です。
* 水酸化ナトリウム(NaOH) 強いベースです。
溶液に水酸化ナトリウムを追加すると、次の反応が発生します。
c₆h₅cooh(ベンゾ酸) + naoh(水酸化ナトリウム)→c₆h₅coo⁻na(ベンゾ酸ナトリウム) +h₂o(水)
説明
1。脱プロトン化: 水酸化ナトリウムからの水酸化物イオン(OH⁻)は、ベンゾ酸分子と反応し、カルボン酸基(-COOH)からプロトン(H⁺)を除去します。これにより、ベンゾ酸イオンが形成されます。
2。塩の形成: 次に、ベンゾ酸イオンは、水酸化ナトリウムのナトリウムイオン(Na⁺)と結合して、ベンゾ酸ナトリウム(c₆h₅coo⁻na⁺)を形成します。
3。水の形成: ベンゾ酸から除去されたプロトンは、水酸化物イオンと組み合わせて水(H₂O)を形成します。
重要な観察
* 溶解度: ベンゾ酸は水にあまり溶けませんが、ジクロロメタンに溶けます。ベンゾ酸ナトリウムは、ジクロロメタンよりも水に溶けます。
* 相分離: 反応が進むにつれて、2つの層が形成される可能性があります。溶解したベンゾ酸を含むジクロロメタンの下層と、溶存ベンゾ酸ナトリウムを含む水の上層です。
全体: 反応の生成物は、ベンゾ酸ナトリウム(c₆h₅coo⁻na⁺)です 。反応は、単純な酸塩基中和反応です。